一般財団法人
全日本大学バスケットボール連盟

北海道1位の札幌大学と関東9位の法政大の一戦。序盤から拮抗した展開となる。両チーム共、外角からのシュートを中心に加点していく。中盤以降、両チーム共得点が止まる時間があり、流れは互いに掴みきれないまま時間が過ぎていく。終盤、両チーム共とも３Pシュートで加点し、一歩も譲らずオーバータイムに突入。オーバータイムで法政大がリバウンドで僅かに上回り勝負あり。96~88で法政大が辛くも勝利し、開幕戦を白星で飾った。

 第1ピリオド、拮抗した展開となる。札幌大は、#3中村の外角からのシュートで得点を重ねる。対する法政大も#16沼田のゴール下で応戦し、12−12の同点で折り返し。中盤以降、両チーム共にシュートがゴールに嫌われ、得点は伸び悩む。19-16、法政大が僅かなリードで第１ピリオド終了。

 第２ピリオド、法政大は#7藤井、#10和田の3Pシュートで開始早々点差を１０点まで広げる。巻き返したい札幌大は、#17山戸、#18池田の３Pシュートで加点し、徐々に点差を詰めていく。攻めあぐねる法政大に対し、札幌大はその後も攻撃の手を緩めず、#21田原の2本のジャンパーなどでコンスタントに得点し、終了間際には逆転に成功。39-38と札幌大リードで第2ピリオド終了。

 第３ピリオド、札幌大は#21田原の３Pシュート、#3中村のゴール下などで加点し、対する法政大は、#16沼田がコンスタントに得点、拮抗した展開となる。後半以降、札幌大はゴールに嫌われ、得点できない時間帯が続くのに対し法政大は、#67佐藤を起点に得点し点差を広げていく。61-55と法政大リードで第3ピリオド終了。

 第4ピリオド、何とか食らいつきたい札幌大は、外角からのシュートを中心にコンスタントに加点し、開始５分で同点まで行く。対する法政大は、#16沼田のゴール下で得点するも後が続かず、思うように得点できない。中盤以降、点差を詰められた法政大だったがシュートが決まり出し、逆転を許さない。終了間際、法政大は#35山岸が３Pシュートを沈め一歩抜け出すが、その後札幌大は#3中村が終了間際に３Pシュートを決め返し、土壇場で追いつく。82~82で勝負の行方は延長戦へ。

 オーバータイム、札幌大は21田原が３Pシュートを沈めるも、その後は攻めあぐね得点が停滞する。対する法政大は、#16沼田がゴール下で奮闘し、点差を広げていく。その後札幌大は、ルーズボールやリバウンドなどで執念を見せるも得点に繋がらず、万事休す。96-88と法政大が接戦を制し、３回戦に駒を進めた。