BOX

試合区分:No.204
開催期日:2021年12月6日
開始時間:13:30:00
開催場所: 大田区総合体育館 Bコート
主審:山田 依美里
副審:草野 伸明,手塚 清孝

北陸大学 60 20 1P 06
24 2P 20
09 3P 23
07 4P 16
OT
OT
65 桐蔭横浜大学

北陸大学

HC:蓑川 圭太
No. PLAYER S PTS 3P 2P FT F REB TO AST STL BLK MIN
M A M A M A OFF DFE TOT
4 吉田 彩乃 20 3 7 4 10 3 4 2 3 7 10 11 0 5 1 34:48
5 遠藤 愛果 6 2 5 0 0 0 0 1 0 2 2 1 0 1 0 27:21
6 船木 麻由 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 2:58
7 藤沢 あゆみ DNP
8 大楽 愛音 DNP
9 高橋 芽生 11 3 9 1 2 0 0 4 0 3 3 6 3 0 0 31:54
10 長谷川 麗 DNP
11 中島 安也佳 15 3 7 3 10 0 0 0 3 6 9 2 1 3 1 34:48
12 伏木 楓乃 DNP
13 塩貝 莉央 6 0 0 2 9 2 4 2 1 13 14 2 2 1 1 32:44
14 冨山 稜夏 0 0 0 0 0 0 0 1 1 3 4 3 2 0 2 11:20
16 大杉 莉央 DNP
18 岡島 奈那歩 0 0 1 0 0 0 0 1 0 1 1 0 0 0 0 1:22
19 山根 示優 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 5:02
20 奥村 綾乃 2 0 2 0 1 2 2 0 0 1 1 0 0 0 0 17:43
チーム 0 0 0 0 0 0 0 0 1 6 7 1 0 0 0 00:00
合計 60 11 32 10 32 7 10 11 9 43 52 28 8 10 5 250:00

桐蔭横浜大学

HC:木村 和宏
No. PLAYER S PTS 3P 2P FT F REB TO AST STL BLK MIN
M A M A M A OFF DFE TOT
1 畠山 愛花 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 1 1 1 2 0 7:55
9 山本 優華 DNP
10 田中 夢希乃 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2:08
11 川田 優唯 DNP
13 髙山 美瑠 10 2 9 2 4 0 0 1 1 4 5 0 0 3 1 26:30
18 佐藤 志緒里 5 1 3 1 3 0 0 0 0 2 2 1 0 1 1 11:10
24 岡田 寿々花 0 0 8 0 0 0 0 1 3 2 5 1 1 2 0 14:32
27 須田 理恵 17 2 11 5 8 1 2 1 2 5 7 0 0 6 1 30:54
31 窪田 真優 11 0 6 3 10 5 9 2 4 6 10 4 0 0 0 35:13
52 文山 乃野楓 DNP
55 井上 麗 DNP
72 菅谷 夏海 9 0 7 4 6 1 2 2 6 5 11 4 1 0 0 31:34
77 萩原 さや 1 0 0 0 0 1 2 1 0 0 0 0 0 1 0 2:08
79 藤平 夏生 0 0 1 0 1 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 2:08
88 円谷 愛加 12 1 7 4 7 1 2 1 7 5 12 2 1 4 1 35:48
チーム 0 0 0 0 0 0 0 0 4 5 9 1 0 0 0 00:00
合計 65 6 52 19 40 9 17 9 28 35 63 14 4 19 4 250:00

GAME REPORT

北信越1位の北陸大学と関東9位の桐蔭横浜大学による1回戦。スピード感溢れる滑り出しで互いに意地を見せ合う両者は、インカレ初戦で白星を獲得するべく激突を繰り返す。前半、桐蔭横浜大が持ち前の速さと鋭さを十分に発揮する中、対する北陸大は圧倒的シュート力で桐蔭横浜大の猛攻を振り切る。後半、大幅にリードを奪った北陸大は勢いそのままに得意の外角シュートで勝機を手繰り寄せるが、桐蔭横浜大がこの戦況を許さない。一時は大きな差を見せつけられたものの、勝利への執着心でチームプレーを発揮した桐蔭横浜大が劇的な勝利を果たした。


 第1クォーター、序盤、流れるオフェンスとタフなディフェンスで北陸大の勢いを封じる桐蔭横浜大は、エース#31窪田を中心に試合を運ぶ。しかし、フィニッシュが上手くいかず得点が伸びない。対する北陸大は落ち着いたプレーで戦況を持ち、#4吉田、#5遠藤の3Pシュートを皮切りに次々と得点を実らせる。終盤、桐蔭横浜大は外角シュートで応戦するも北陸大の勢いに呑まれ20-6、北陸大が大幅にリードを奪い第1クォーター終了。


第2クォーター、序盤、ビハインドをなくしたい桐蔭横浜大は、意地とプライドから力強く攻め込むプレーで魅せる。北陸大は勢いのままに、#4吉田が2連続3Pシュートを決める。重ねてリードを奪われた桐蔭横浜大は成す術なく、我慢の時間を過ごす。中盤、北陸大#13塩貝から繰り出された華麗なアシストパスを#11中島がゴールにねじ込むと、得点差はダブルスコアに。終盤、桐蔭横浜大は厳しいディフェンスで北陸大を牽制するも北陸大の勢いは止まらず44-26、北陸大がリードを保ち第2クォーター終了。


第3クォーター、序盤、このクォーターでリードを縮めたい桐蔭横浜大は、より一層厳しい当たりと果敢なプレーで反撃の緒を探る。試合開始から献身的なプレーでチームを支える#88円谷の我慢が実を結び、ゴール下とドリフトで本領を発揮する。このプレーが引き金となり、桐蔭横浜大の反撃が始まる。対する北陸大は勢いが停滞し、桐蔭横浜大の防壁に焦りを見せる。ここで桐蔭横浜大#18佐藤の3Pシュートが決まると点差は2点に。終盤、北陸大は背後に迫る桐蔭横浜大をなんとか押さえ込み53-49、勝負の行方は最終クォーターへ。


第4クォーター、序盤、リードを守り切りたい北陸大と逆転を図る桐蔭横浜大の激突ぶりに緊張が走る。互いに譲らぬ攻防から繰り出される熱量は、試合をクラッチタイムへ持ち込む。中盤、全集中を得点に注ぐ#31窪田がドライブインをねじ込むとついに同点、さらに#13髙山の3Pシュートで逆転に踏み切る。この展開は会場を滾らせ、北陸大はコンスタントに続いていたペースを落とす。終盤、4点のビハインドを背負わされた北陸大は後がなく60-65、執着心を持ち我慢し続けた桐蔭横浜大がインカレ悲願の一勝を手に握った。

小荒井 春菜