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2025.05.09
【李相佰盃強化合宿レポート#10】男子第3次強化合宿初日
5月9日(金)、第48回李相佰盃 日・韓大学代表バスケットボール競技大会に向けた男子日本代表チームの第3次合宿は初日を迎えた。
練習開始前網野友雄HC(白鷗大学)は3月の第1次合宿で口にした「全勝」への再認識を選手に強く訴えかけ、また選手のコンディション不良がありつつも、今いるメンバーで韓国代表と戦うという意識を示した。
本日の練習は、これまでの第1,2次合宿での共通認識の確認に加え、オフェンス面では絶妙なスペーシングについて、またディフェンス面では韓国代表の高さを想定したリバウンドの徹底について、きめ細やかな指導がなされた。
後半はそれまでのディフェンスにバリエーションを加え落とし込みが行われた。選手達は積極的にコミュニケーションを図り、シチュエーションごとの状況判断の質を高めていった。
練習の落とし込みの中でも網野HCは対韓国代表を見据え「おそらく点の取り合いになるから、取られたとしてもそれ以上に取り返すというマインドが大事。」「韓国代表は境(アリーム)くらいの大きさの選手が3番をやるくらい高さがあると思う。」と選手に訴えかけた。
第3次合宿1日目を終え、今合宿の展望として網野HCは「関東のトーナメント戦でここに残ってくれた子たちが活躍してくれたのは素直に嬉しい、ただ連戦からの疲労だとかコンディションの調整の難しさはある。」と口にし、「新しい技術をどうこうよりも、個々がちゃんと一つのチームとして対韓国と戦うというスイッチが入る3次合宿にしたい。」と意気込みを語った。
いよいよ1週間後に迫る歴史ある李相佰盃での「全勝」に向け、男子代表チームの士気は高まりつつある。彼らの持つ伸び代にさらなる期待がかかる。
Writer
天野 梨夏(アマノ リナ)