一般財団法人
全日本大学バスケットボール連盟

第77回全日本大学バスケットボール選手権大会、関西地区1位天理大学対東海地区1位名古屋学院大学の一戦。序盤は名古屋学院大がディフェンスで主導権を握る時間帯もあり、拮抗した展開で試合はスタートした。しかし天理大は#77ジェレマイアのインサイドアタックから流れを掴むと、速攻とリバウンドで徐々に得点を積み重ねる。第2クォーターには#20駒田を軸にペイント内で優位を確立し、前半を45-26と大きくリードして折り返す。後半、名古屋学院大は守備の強度を高め、スティールからの速攻や#9トゥレの得点で反撃。特に第3クォーターは天理大のリズムを崩し、点差を縮める局面を生み出した。それでも天理大は要所でスコアを返し、リードを2桁のままキープし終盤、外角とインサイドのバランスの良い攻撃で再び突き放す。名古屋学院大はシュートがつながったものの流れを完全には奪いきれず、勝負の流れは天理大へ傾いたまま。最終的に天理大が攻撃のテンポとリバウンド数で上回り、79-59で勝利を収めた。

第1クォーター、名古屋学院大は立ち上がりから強度の高いディフェンスでリズムを掴み、連続得点で幕が開ける。その後は互いに速い展開で試合が進むと天理大#77ジェレマイアのダンクシュートを皮切りに天理大が流れを引き寄せ、リードを奪う。天理大が17-10でリードして第1クォーター終了。

第2クォーター、開始から両者センター陣を中心にペイントエリアでの激しい攻防となる。天理大は#20駒田を中心に攻撃を仕掛け、主導権を握った天理大が一気に突き放す。対する名古屋学院大は#9トゥレの得点で巻き返しを図るも追いつくことができず、45-26と天理大がリードを広げ、第2クォーター終了。

第3クォーター、立ち上がりこそ両者とも得点が停滞したが、中盤に名古屋学院大#34高木がスティールからの得点で流れを引き込む。ディフェンスの強度も上がり、複数の選手が積極的に得点に絡むと外角のシュートも決まって点差を縮めていく。しかし、あと一歩で主導権を奪えず、57-44と天理大リードのまま最終クォーターへ突入。

第4クォーター、天理大は#20駒田の3Pシュートで好スタートを切り、その後も早いトランジションから得点を重ねて主導権を維持。名古屋学院大は#6中嶋の3Pシュートで応戦したが、要所でショットが決まらず流れを掴み切れない。終盤は天理大が外角とインサイドを織り交ぜて再び突き放し、79-59で試合終了。