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【李相佰盃強化合宿レポート#13】男子直前強化合宿
5月14日(水)、第48回李相佰盃 日・韓大学代表バスケットボール競技大会に向けた直前合宿が行われた。
本日の練習は、まず1次合宿から掲げる「3戦全勝」のうち目前に迫っている初戦での1勝に向け昨年度の第一戦の試合映像を用いたコーチングが行われた。対人形式の練習において選手たちは攻守共にこれまでの強化合宿で積み重ねてきた約束事の確認に加え、それらを徹底的に遂行する姿勢を求められた。
「アウェーゲームで勝利する」
アウェーゲームで勝つということについて西尾吉弘AC(大東文化大学)は「やはり韓国は連盟、選手、お客さん全体で雰囲気を作ってくると思う。特に勝負所になった時に海外のレフリーの笛でという状況でも自分たちのやりたいことをやれるということが大事だと思う。」と語る。
昨年同大会でもACを務めた経験がある仲澤翔大AC(筑波大学)は「今回はアウェイゲームではあるが、受け身にならないで戦わなければならないと思う。一方で自分たちコーチ陣が選手達へアグレッシブさを煽りすぎてしまうのも良くないと思う。そのような場合は自分がACという立場から俯瞰して試合を見なければならないと思う。」と口にした。
「最初の5分が勝負」
李相佰のスタッフ帯同は今回が初となる露口亮太AC(大阪産業大学)は初戦を勝ち切ることの重要性について「自分達が1,2,3次(合宿)とやってきたことを特に最初の5分にどれだけ発揮できるかが結果につながってくると思う。」と語る。
昨年の同大会を振り返り、序盤からアドバンテージを持ってゲームを進める重要性について、網野友雄HC(白鷗大学)は「ネガティブなタイムアウトを取ることがないような入りをしたいし、アウェーなので当然相手がフィジカルに向かってくるということは予想できる。ファンの方だとかレフェリーのところも含めて自分たちの味方になるってことはないと思うので、それを跳ね返す、戦う姿勢っていうのを見せれる試合の入りにしたいです」と意気込む。
地の利がないアウェーでの戦いで自分たちのバスケットを展開し、初戦から白星を飾ることができるか。日本学生代表へ期待がかかる。