BOX

試合区分:No.128
開催期日:2025年12月3日
開始時間:14:30:00
開催場所: 横浜武道館 Bコート
主審:小澤 朋克
副審:田村 高光,徳丸 昴

国士舘大学 58 11 1P 19
12 2P 18
08 3P 12
27 4P 21
OT
OT
70 天理大学

国士舘大学

HC:松島 良豪
No. PLAYER S PTS 3P 2P FT F REB TO AST STL BLK MIN
M A M A M A OFF DFE TOT
2 ニシンバ アニエル 3 0 0 1 4 1 2 1 1 4 5 0 0 0 0 18:13
7 町田 隼 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 4:14
11 宮本 龍世 6 0 4 2 6 2 2 1 0 3 3 2 2 2 0 23:19
15 ボンゴ ジロン 18 1 4 5 8 5 7 4 4 14 18 5 0 3 3 34:59
31 岡崎 大智 0 0 1 0 2 0 2 1 0 2 2 0 1 1 0 10:29
33 濱村 烈 DNP
35 中村 謙斗 8 2 2 1 2 0 0 5 1 3 4 0 1 0 0 27:35
36 岡村 翼 2 0 2 1 1 0 0 3 0 0 0 2 1 1 0 8:35
51 福島 寿希也 11 3 5 1 3 0 0 4 4 1 5 1 1 0 0 10:01
52 堀 太誓 DNP
70 水品 拓也 3 1 3 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 4:25
73 坂上 颯歩 0 0 1 0 2 0 0 1 0 2 2 1 0 0 0 16:23
78 関 峻作 2 0 3 0 0 2 2 3 0 1 1 4 0 0 0 16:41
88 比嘉 一竣 5 0 4 2 7 1 1 1 0 2 2 0 0 0 0 19:34
91 片桐 幸大 0 0 1 0 0 0 0 2 0 1 1 0 0 0 0 5:32
チーム 0 0 0 0 0 0 0 0 3 2 5 1 0 0 0 00:00
合計 58 7 31 13 35 11 16 28 13 35 48 17 6 7 3 200:00

天理大学

HC:岡田 修
No. PLAYER S PTS 3P 2P FT F REB TO AST STL BLK MIN
M A M A M A OFF DFE TOT
0 中村 洸輝 7 1 5 2 2 0 0 2 0 2 2 0 1 1 0 27:48
2 四宮 諒也 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0:18
7 サコ スレイマン 2 0 0 1 2 0 0 2 0 1 1 0 0 0 0 8:09
11 伊東 真輝 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0:18
16 嶋本 昇太 8 1 2 1 1 3 6 2 2 2 4 1 3 2 0 15:22
18 菖蒲 詠心 2 0 0 1 2 0 2 0 1 1 2 1 1 0 0 13:20
20 駒田 彬人 10 0 3 4 4 2 6 3 1 4 5 2 6 1 0 24:30
22 柳沢 隼士 2 0 1 1 1 0 2 2 1 2 3 1 0 0 0 10:16
33 石井 凜太郎 8 0 1 4 7 0 0 3 3 2 5 0 2 1 0 25:07
35 宮下 昂士 6 0 2 2 4 2 2 3 2 2 4 0 0 0 0 23:09
45 加藤 慶一 2 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1:33
71 森本 虎志 4 0 6 0 2 4 6 1 0 0 0 0 0 0 1 18:01
77 オルワペルミ ジェレマイア 19 0 2 8 20 3 12 0 3 12 15 1 1 0 2 31:33
85 飯田 流生 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0:18
91 白石 裕己 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0:18
チーム 0 0 0 0 0 0 0 0 1 4 5 1 0 0 0 00:00
合計 70 2 23 25 46 14 36 19 14 32 46 7 14 5 3 200:00

GAME REPORT

第77回全日本大学バスケットボール選手権大会、関東地区12位・国士舘大学と関西地区1位・天理大学の一戦。本試合は、天理大が序盤から激しいディフェンスとインサイドの強さを軸に主導権を掌握し、終始リードを保ちながら勝利を収めた一戦であった。国士舘大は劣勢の時間帯でも粘り強くディフェンスを継続し、終盤には3Pシュートを起点に反撃の姿勢を見せたが、第1クォーターで許した点差が最後まで響いた。天理大の堅い守備と#77ジェレマイアを中心としたインサイドの安定感が試合全体を通して光り、攻守の完成度の高さを示す内容となった。一方、国士舘大は個々の突破力や3Pシュートで流れを引き寄せる場面もあったが、天理大の守備強度を崩し切れず、巻き返しにあと一歩届かなかった。


第1クォーター、立ち上がりから天理大は強度の高いディフェンスを徹底し、国士舘大に簡単にボールを運ばせない展開を作る。#20駒田の積極的なドライブと#77ジェレマイアの力強いインサイドが攻撃の軸となり、激しいディフェンスから主導権を握った。一方の国士舘大は天理大のオールコートディフェンスに苦しみ、攻撃のリズムを構築できない時間帯が続いた。第1クォーター終了間際に#51福島がブザービーターを沈め意地を見せたものの、立ち上がりの失点が重くのしかかり11-19で第1クォーター終了。


第2クォーター、国士舘大は留学生選手を起点に反撃を試みる。しかし天理大は#16嶋本、#0中村の3Pシュートが立て続けに決まり、国士舘大を再び突き放す。これにより国士舘大は苦しい時間帯が続き、前半最後のタイムアウトを使用して立て直しを図る。タイムアウト後、国士舘大がディフェンスの強度を高め、スティールからの速攻を得点に結びつける場面も見られ、徐々に流れを取り戻しつつあった。しかし天理大は落ち着いて試合を運び、リードを保ったまま23-37で第2クォーター終了。


第3クォーター、国士舘大は#88比嘉が積極的にリムへアタックし、バスケットカウントを獲得するなどチームに勢いを与える。ドライブと3Pシュートの両面から攻め立て、追撃の姿勢を強める。しかし、天理大はここでも#77ジェレマイアが攻守で圧倒的な存在感を示し、インサイドでの得点やリバウンドで国士舘大の流れを断ち切る。また#16嶋本が攻守の要として機能し、インサイドを生かしたオフェンスで着実に得点を積み重ねた。結果として国士舘大は点差を縮められず、31-49で第3クォーター終了。


第4クォーター、国士舘大は3Pシュートで一気に流れを変えようとするが、天理大の序盤から続く強固なディフェンスに阻まれ、簡単にはシュートチャンスを得られない。天理大は#77ジェレマイアのインサイドを軸に得点を重ねつつ、#20駒田がドライブからアシストを演出し、オフェンスのリズムを継続する。国士舘大は#51福島と#35中村が連続で3Pシュートを沈め、試合終盤にかけて粘り強い追い上げを見せた。しかし、天理大は要所でスティールやリバウンドを確保し流れを渡さなかった。終盤には#77ジェレマイアが豪快なダンクを叩き込み、勝利を決定づける象徴的なプレーを披露。国士舘大は最後まで攻撃の手を緩めなかったが、点差を詰め切れず58-70で第4クォーター終了。天理大が勝利した。

刈谷 元輝