一般財団法人
全日本大学バスケットボール連盟

第77回全日本大学バスケットボール選手権大会、関西地区5位立命館大学対関西地区2位の大阪体育大学の一戦。立命館大が序盤からハイペースの攻撃を仕掛けるが、大阪体育大が巧みな連携や#19グレイスのバスケットカウントで主導権を奪う。そのまま大阪体育大が着実に得点を重ねてリードを守る展開となり、20-28で前半が終了。後半、大阪体育大が点差を2桁に乗せるが、立命館大も#10永野や#17岩井を中心に連続得点を挙げ、一時は2点差まで迫る。しかし、大阪体育大が要所で3Pシュートを沈めて流れを渡さず、最終スコアは42-54。大阪体育大が2回戦進出を決めた。

第1クォーター、立命館大#10永野の3Pシュートで試合は幕開け。さらに#4亀田、#5山本も加勢し、立命館大が絶好の出だしを見せる。対する大阪体育大は#27大上と#11三次の連携から得点を重ね、さらに#19グレイスがバスケットカウントを獲得。中盤、#19グレイスは、リバウンドでも存在感を示し、大阪体育大が主導権を握る展開に。苦しい時間が続く立命館大は、タイムアウトを要求するも流れを変えられず。第1クォーターは、13-16と大阪体育大がわずかにリードして終える。

第2クォーターは、大阪体育大#6河井の3Pシュートで試合再開。立命館大も#15井上が落ち着いて得点するが、その直後、大阪体育大#7升田が得点しリードを守る。中盤、立命館大は#17岩井が連続得点で存在感を示すものの、大阪体育大#5伊藤が確実に得点し、流れを渡さない。終盤、果敢な攻撃を見せる立命館大に対し、大阪体育大が硬い守備と#7升田、#11三次の得点で上回り、20-28で試合を折り返す。

第3クォーター、序盤、両者静かな出だしに。沈黙を破ったのは、大阪体育大#11三次。3Pシュートを沈め、点差を2桁に。これ以上のリードは渡したくない立命館大。#10永野の連続得点に加え、#4亀田の3Pシュート、#17岩井の連続得点で点差を一気に2点まで縮め、流れを引き寄せる。しかし、終了間際、大阪体育大#5伊藤が3Pシュートを沈め、36-41。勝負は最終クォーターへ。

第4クォーター、序盤、逆転を果たすべく、立命館大#4亀田が追加点。しかし即座に大阪体育大#5伊藤が3Pシュートを決め、一進一退の攻防が展開される。中盤、立命館大#10永野、#5山本がディフェンスでターンオーバーを誘い、得点につなげる。再び2点差に詰め寄るが、大阪体育大#7升田が追撃を振り払う意地の3Pシュートを決める。終盤、立命館大は#5亀田を筆頭に果敢に攻めるも決めきれず。大阪体育大#6河井が決勝打となるシュートを射抜き、試合終了。42-54で大阪体育大が二回戦に駒を進めた。