BOX

試合区分:No.236
開催期日:2020年12月12日
開始時間:16:00:00
開催場所: 国立代々木競技場 第二体育館
主審:須黒 祥子
副審:細田 知宏,山田 依美里

白鷗大学 50 18 1P 19
15 2P 19
10 3P 18
07 4P 17
OT
OT
73 東京医療保健大学

白鷗大学

HC:佐藤 智信
No. PLAYER S PTS 3P 2P FT F REB TO AST STL BLK MIN
M A M A M A OFF DFE TOT
4 神﨑 璃生 2 0 5 1 9 0 0 1 1 7 8 3 4 1 0 36:29
5 樋口 鈴乃 DNP
6 桐原 麻尋 DNP
7 今村 優花 8 1 4 1 7 3 3 2 0 1 1 2 0 0 0 31:43
8 佐藤 京香 10 0 4 4 6 2 3 2 2 0 2 2 0 1 0 31:28
9 大竹 優香子 DNP
10 山下 詩織 0 0 1 0 0 0 0 1 1 0 1 0 0 0 0 4:24
11 小鷹 実春 7 1 10 2 4 0 0 3 2 2 4 2 0 0 0 26:38
12 松永 夏海 DNP
13 鈴置 彩夏 DNP
14 小林 美穂 DNP
15 三浦 舞華 9 0 1 4 4 1 1 2 1 2 3 0 0 0 0 20:20
16 田中 平和 2 0 0 1 2 0 1 2 0 2 2 0 0 2 1 13:44
17 大村 早和 DNP
20 シラソハナ ファトージャ 12 0 0 6 13 0 0 3 0 13 13 0 0 2 4 35:14
チーム 0 0 0 0 0 0 0 0 2 6 8 3 0 0 0 00:00
合計 50 2 25 19 45 6 8 16 9 33 42 12 4 6 5 200:00

東京医療保健大学

HC:恩塚 亨
No. PLAYER S PTS 3P 2P FT F REB TO AST STL BLK MIN
M A M A M A OFF DFE TOT
1 古木 梨子 0 0 0 0 2 0 0 1 0 1 1 0 0 0 0 3:01
2 赤木 里帆 26 2 4 8 13 4 4 0 2 4 6 5 1 0 1 33:15
3 崎原 成美 2 0 0 1 4 0 0 0 1 3 4 0 1 2 0 21:42
5 パレイ のりこ 0 0 0 0 4 0 0 0 1 0 1 0 1 1 0 10:58
7 洪 潤夏 DNP
8 ジョシュアンフォノボ テミトペ 17 0 0 8 12 1 4 1 3 4 7 0 0 0 1 27:40
11 三好 青花 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1:24
12 木村 亜美 13 3 4 2 8 0 0 1 1 2 3 0 0 0 0 27:37
18 池松 美波 3 1 6 0 2 0 0 1 1 5 6 1 0 1 1 28:15
21 加治屋 千遥 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1:22
22 林 真帆 DNP
25 伊森 可琳 7 1 6 1 1 2 4 1 1 3 4 2 0 0 0 25:37
32 中澤 梨南 DNP
34 阿部 泉美 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1:22
77 岡本 美優 5 1 4 1 3 0 0 2 1 2 3 0 0 0 0 17:47
チーム 0 0 0 0 0 0 0 0 3 14 17 0 0 0 0 00:00
合計 73 8 26 21 49 7 12 9 14 38 52 8 3 4 3 200:00

GAME REPORT

関東1位白鷗大学と関東2位東京医療保健大学によるインカレ決勝戦。三年間の雪辱を晴らしたい白鷗大と、四連覇を狙う東京医療保健大。果たして勝負の行方はどちらに転がるのか。試合開始早々、目まぐるしいゲーム展開で会場を沸かせる両チーム。ハイスピードに点を奪い合う瞬間に、前半は流れるように終了。後半、若干のビハインドを背負った白鷗大は東京医療保健大の流れに呑まれ、一気にリードを奪われる。白鷗大、悲願の日本一への想いは叶わず。攻守ともに誰もが凌駕する、圧倒的な力を見せつけた東京医療保健大が四年連続日本一に輝いた。

 第1クォーター、序盤、両者ともにスタートから無観客試合を忘れさせるほど白熱したゲーム展開を繰り広げる。先制点を決めたのは東京医療保健大#8テミトぺ。軽やかなムーブでテミトぺがさらに追加点を決めると、対する白鷗大は#7今村の3Pシュート、#8佐藤のバスケットカウントでシーソーゲームとする。終盤、白鷗大#11小鷹、#20ソハナが連続点を挙げリードするも、#2赤木が許さず怒涛のペネトレイトでリードを奪い返す。第1クォーターは18-19、オフェンスは互角であるものの、ディフェンスで一枚上手の東京医療保健大が1点リードで終了。

 第2クォーター、序盤、両者ともに激しい防御戦で得点が止まるも、東京医療保健大#77岡本の3Pシュートがスコアを動かす。ここからはスティール合戦で、開始から離れることなく張り詰めた空気を過ごす。沈黙を破ったのは東京医療保健大#12木村。立て続けに3Pシュートを吸い込ませると続いて#77岡本がポイントし得点差5へ。乗りに乗る東京医療保健大の流れを断ち切りたい白鷗大は#20ソハナのブロックで応戦。中のポイントこそ抑えるも外角からの攻撃に耐えられず43-56、白鷗大が5点のビハインドを背負い後半に臨む。

 第3クォーター、序盤、白鷗大#8佐藤が持ち味の泥臭さでゴール下を制する。一方の東京医療保健大は#12木村の勢いに拍車がかかり、圧倒的なシュート力を披露。白鷗大は#7今村のトリッキーなドライブインでコンスタントに点を重ねるが、東京医療保健大の連続3Pシュートで点差が広がりビハインドは12点。流れをつかんだ東京医療保健大は#2赤木が主役となる。要所で決めきれない歯がゆさを胸にするも冷静にゲームと向き合う白鷗大#4神﨑。一体感を取り戻したいところだが第3クォーターは43-56と、勝負の行方は運命の最終クォーターへ。

 第4クォーター、序盤、依然東京医療保健大ペースのまま最後の10分間が始まる。東京医療保健大#8テミトぺが#2赤木の華麗なアシストで加点すると白鷗大は焦りを隠しきれず、チームプレイが発揮されない。手にしたゲームの主導権を離さないのは東京医療保健大陰の立役者、#3崎原。東京医療保健大は試合開始同然の激しさを持って白鷗大を完全に封じる。残り一分、22点の差をつけられた白鷗大は前半の流れを立て直すことができないまま4年生5人が燃え尽きる。この勝負、50-73で東京医療保健大がリーグ戦での借りを返し、イレギュラーな環境の中栄誉ある4連覇という歴史を刻んだ。

小荒井 春菜