2020.11.29

星槎道都大学 伊藤選手〜エースとしての心構え〜

まず初めに私の自己紹介をさせていただきます。

現在、星槎道都大学経営学部2年ならびに、バスケットボール部に所属している伊藤修平です。

本ブログ執筆にあたって、自らのバスケットボール人生を振り返ってその中での想いを皆さんにお伝えできればいいなと思います。

拙い文章でございますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。




私は高校三年の秋に、現在所属している星槎道都大学の津梅コーチにお声をかけて頂きました。最初は就職を考えていました。しかし、高校からの知り合いが入学することを知って、その仲間と全国を目指したいと思う気持ちが強くなったことに加えて、大学バスケのレベルの高さに惹かれ挑戦しようと思ったことがきっかけで入学を決めました。

入学当初は練習がきついというよりも、すごい頭を使うメニューの方が多く、セットプレーを覚えるのにも最初は苦労しましたが段々と慣れていきました。




2019年9月7日から2か月のリーグ戦が始まり、初戦は前年度優勝をしている、岩見沢教育大学で、自分たちの力を試す絶好の機会でしたが、結果は完敗で自分たちのやりたいことができずに終わってしまいました。しかし、リーグは長く、落ち込んでいる時間はないので選手主体でミーティングをし、試合の修正点を見つけ、次の試合でミスが少なくなるよう工夫をしました。しかしリーグが終わってみれば5勝9敗の5位という結果になり、1年目のリーグは勝つことの難しさを痛感しました。



1年目のリーグが終わり、いざ来年のインカレを目指そうと新チームが始動した矢先に新型コロナウイルスの影響で部活動停止を余儀なくされました。自粛の時間が増すごとにバスケをしたいという気持ちも比例して大きくなり、バスケをできて当たり前だったことのありがたさを改めて実感しました。

自粛期間が終わり、徐々に普段の日常に戻ることができました。コロナの自粛が終わり、チームが再始動してからの自分の役割は得点を取ることでした。

2年目のリーグ前に練習試合をかなりしたのですが、全試合の平均得点は25点を超え段々と周りから「エース」と言われることが多くなり、自覚を持つようになりました。

私が思う「エース」は自分で得点を取る以外に大事なのは、チームを勝たせることだと思います。そして、リーグまで1週間というところで、私の中で1つの疑問がありました。


それは、「本当にインカレに行けるのか」というものでした。


チームの目標はインカレ出場だったのですが、チームの練習、雰囲気を見る限り正直なところインカレは厳しいと思っていたのが本音です。しかし、エースである私がそんな気持ちだとチームも負けてしまうと思い、強気で今回のリーグに挑みました。

コロナの影響で短期決戦のリーグになり、初戦を取ったら勢いに乗れると思いました。しかし、初戦の相手は優勝候補の東海大学札幌でした。

試合が始まり、前半は一進一退の攻防となり29-29で折り返しましたが、私自身調子が上がらず9得点という納得のいかない結果になってしまいましたが、ハーフタイム中チームメイトから「気にしないでどんどん打っていけ」という言葉をもらい気が楽になりました。

3Qは劣勢の展開でしたが、4Qで逆転勝利を収め、個人的にも後半で20得点と私の役割を果たせました。初戦の勢いに乗り準決勝まで勝ち進んで、8年ぶりのインカレの切符をかけて戦ったのは岩見沢教育大学でした。チーム的にも昨年の負けがあるため、雪辱を果たす思いでした。

試合が始まり前半は38-37で折り返しました。また私は10得点と納得のいく数字ではなかったのですが、後半は切り替えて臨みチームも82-70で勝利し8年ぶりのインカレの切符を手にし、私自身もゲームハイの30得点で納得のいく結果になりました。

そして35年ぶりの優勝をかけた大一番の決勝は今大会2度目の対戦となる東海大学札幌でした。決勝前日チームミーティングをし、「全国は決まったけど優勝することに意味がある」と全員が口をそろえて言い、チームは結束を深めました。私自身も今リーグを通じて前半でチームに迷惑をかけることが多かったので、前半から強気で行こうと思いました。試合が始まり、1Qが終わって31-11と最高の滑り出しで私自身も18得点とチームを引っ張ることができました。そのままの勢いで試合が終わり、100-85と勝利を収め優勝を果たしました。上級生が4人しかおらずスタメン全員が2年生という難しいチーム状況ではありましたが、逆境を乗り越えてチーム全員で喜びを分かち合いました。

今リーグを通して個人成績も平均30.5点、13.5リバウンドを記録し優秀選手賞とリバウンド王を受賞し、チームも個人も最高の結果に終わりました。





インカレでは非常にタフなゲームになると思うので、泥臭く頑張っていきます。

そして、普段支えてくれているコーチやOB、保護者の方々に感謝の気持ちを忘れず最後まで諦めずに戦います。



長々とまとまりのない文章となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

バスケットボールはみんなが主役で、誰しもが必要な存在であり、みんなが一つの目標に向かっていかないと成り立たないスポーツです。

人それぞれ本気で取り組むからこそ、それなりの苦労や悩みなどあります。しかし、試合で勝った時の喜びをチームで分かち合う時は言葉で表せないほど素晴らしい瞬間です。

私は小学校2年生から12年間バスケットボールを通して貴重な経験をしてきました。

この経験は今まで支えてくれた保護者、OB、先輩、同期、後輩のおかげだと思います。これからも縦・横の繋がりを大事にしていきたいと思います。

最後に私自身、星槎道都大学バスケットボール部の応援をよろしくお願いします。

Writer
前田 琉我(マエダ リュウガ)

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