2020.12.04

北陸大学 前田選手~適材適所 チームバスケット~

こんにちは。

北陸大学男子バスケットボール部の前田亮です。


この4年間で体験したこと、感じたことを、赤裸々にお伝えできればと思います。

どうぞ最後までお付き合いください。

よろしくお願いします。


私が北陸大学を選んだ理由は、高校の先輩がいたからです。

その先輩には高校時代から仲良くしてもらっていました。

もっと一緒にバスケがしたい。その一心で、後を追って入学することに決めました。

それに、当時のチームは、強化1年目ということで1期生しかおらず、部員数が少なかったことも、私にとって魅力的でした。


私はミニバスを始めてから、高校までそれほど大した実績もなく、実力もありません。

入部したこと良いものの、1期生そして同期の2期生には、能力の高い選手がゴロゴロと。とても私にはついていくことのできないメンバーでした。


1年目は、どうにかして試合に絡もうと、体力、シュート力、フィジカル、もはや全ての面において練習を重ねました。

しかし、それまでの差は大きく、試合に絡むことはありませんでした。

出場できても、圧勝している試合の、最後の1分。それが私のプレータイムでした。

バスケをしている以上はやはり試合に出て活躍したいので、私なりにチームに足りないものは何かを考えました。

チームには得点を取れるスコアラーはたくさんいたのですが、そこまで過程を、特に目に見えない部分で、繋ぐことのできる選手が足りないと思いました。


そこから私は「誰にでもできるような泥臭いプレーを」誰にもできないくらいがむしゃらにやろうと決心し、練習に取り組み続けました。

その結果、2年目から徐々にプレータイムをもらえるようになりました。

今シーズンは少ないプレータイムですが、その中で自分に何ができるかを考えながらプレーを続けています。


「人間には向き不向きがある」不向きから逃げるな、という考えもあるかもしれません。

しかし、私は自分に向いている、適していることをとことん突き詰めるという考え方もありだな、とこれまでの経験から学ぶことができました。

今年のチームの特徴は、学年関係なく仲が良いことです。


思っていることをどんどん発信する下級生。

積極的にコミュニケーションを図る上級生。


歴史的にも世界的にも大変厳しい1年でしたが、限られた時間のなかで、より”密”なコミュニケーションを心掛け、本音をぶつけ合い、チームとしての力を高めてきました。

能力だけでいえば、地区予選を勝ち抜けるかわかりませんでしたが、その差をチーム力で補い、全国の舞台に駒を進めることができたと感じています。

一般的に言われているように 「仲が良い=強い」 ではないと思います。


ただ、「仲が良い」というのを、私たちなりに突き詰めようとしたことが

私たちのチームに限っていえば、向いていた、適していたのかもしれません。


さて、インカレは初出場です。私は緊張しています。

ですが、初めて全国で北陸大学のバスケをお見せできると思うと楽しみしかありません。

個人的には、最後にこのチームでよかったと思えるような大会にできれば最高ですね。チームとしては、チャレンジャー精神をもってがむしゃらに。

そして、見ている人を楽しませるようなバスケをしたいと思います!!!!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

ぜひ北陸大学の応援よろしくお願いします!





Writer
前田 琉我(マエダ リュウガ)

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