コラム・動画
仙台大学 石田選手 ～今年こそ完全燃焼を～
来たる12月6日(月)より、国立代々木競技場第二体育館他にて
第73回全日本大学バスケットボール選手権大会が開幕します。
2年ぶりの有観客開催となる今大会、
各地区の注目校にコラムを執筆してもらいました。
仙台大学女子バスケットボール部主将の石田実希です。よろしくお願いします。
私は小学1年生の頃、全校生徒が45人程で部活動が野球か女子バスケしかなく、全校の女子生徒がバスケ部に入らないと大会に出ることができない環境でした。また、姉がバスケをしていた影響もありバスケを始め、今年で16年目になりました。最初は楽しくバスケをしていましたが、小学4年生の時に近くの小学校と合併し、勝ちをこだわるバスケに変わりました。仙台大学を選んだきっかけも、全国大会に出場しており東北内の大会でも好成績で、レベルの高いところでバスケをしたいと思ったからです。
大学に入学してからは、有難いことに1年生からベンチに入れさせていただき、先輩方の輝かしい姿を近くで見てきました。2年生からはスタートとして試合に出させていただくことが多くなりましたが、大会前に怪我をすることが多く、万全な状態で試合に臨めなかったり、監督と口論になったりなど様々なことがあり、バスケを辞めたいと思うこともありました。しかし、ある先輩からの「私はもう怪我で大好きなバスケができないから、実希には私の分も頑張って欲しい。」という言葉が胸に刺さり、今まで辛いことも乗り越えて頑張ることが出来ました。
4年生になって主将を任されるようになりました。私は昔から周りに厳しい言葉をかけることが苦手でなかなか注意できないこともありましたが、副主将を始め、周りの4年生が一緒に引っ張ってくれ、後輩にも助けてもらいながら今年もインカレ出場を決めることができました。
今年は監督の休職があり、大会でもベンチに入ることができないと知らされた時はとても不安でしたが、コーチや今年から仙台大学に来てくださった金田さんの指導もあり、チームの士気も上がってインカレベスト8に向けて日々の練習に取り組んでいます。
インカレで試合に出させていただくのは今年で3度目になりますが、2、3年生の時は会場の雰囲気にのまれ不完全燃焼で終わってしまったため、悔しい気持ちが大きかったです。だからこそ、今年は最後の年でもあるし、大学4年間だけでなくバスケ人生16年間の集大成として120%の力を出し切れるように頑張りたいです。
今年は選手層が厚い分、チーム全員で仙台大学らしく走るバスケをし、必ずベスト8の目標を達成します！
仙台大学の初戦は
12月７日(火) 10時〜 ＠大田区総合体育館Aコート
vs専修大学
最上級生を中心にも目標であるベスト８を目指し、コートを駆け回る彼女たちの戦いに注目したい。
