2022.06.30

北陸大学 冨山選手 ~最高の仲間たち~

来たる7月4日(月)より、国立代々木競技場第二体育館他にて

全日本大学バスケットボール新人戦(プレ大会)が開幕します。


今年度新設されました今大会、

北信越地区女子優勝校にコラムを執筆してもらいました。


初めまして。

北陸大学女子バスケットボール部3年の冨山稜夏です。宜しくお願い致します。


今回、本文章を書くにあたって北陸大学女子バスケットボール部に入部してからの3年間を中心にバスケットボール人生を振り返り、感じたこと、体験したことをお伝えできればと思います。


退屈な文章にならないよう、ユーモアを加えて書かせていただきますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。


私は小学4年生の時、母の知人にバスケットボールシューズを買う代わりにバスケットボール部に入る条件を提示され、小学4年生だった私は「物」につられて入部を決意しました。

母がバスケットボールをしていたこともあり、幼いころからバスケットボールに触れていたことがあるのも理由の一つです。

当時は、大学生までバスケットボールを続けることは想像していませんでした。

その後、中学、高校、大学、と自分で進学先を決めましたが、すべての段階において共通して言えることは、より自分を追い込める環境でバスケットボールをしたい、と感じていたことです。

そして、高校生の時、進学先に選んだのが、私が今在学している北陸大学です。


私が入学する前、北陸大学は創部4年目でした。

創部4年目であるにも関わらず、北信越3連覇を達成し、インカレに3年連続出場していました。

この結果は、創部当初の先輩方が努力したことで得られた結果だと思います。私は、期待と希望を胸に北陸大学女子バスケットボール部に入部しました。

入部した当時の印象は、「大学生は大人っぽくクールだなあ」と感じていました。

しかし、バスケットボールになると、心の奥底にあった闘志が表面に出てきたように必死にバスケットボールに打ち込む先輩方の姿がありました。

私は、先輩方の背中を追いかけ、練習や自主練習、トレーニングに励みました。

先輩方の背中は、私たちがどんなに頑張っても先に進んでいき、常に追いかけ続ける目標となりました。先輩方の背中を追いかけるなかで、何度も大きな壁にぶつかりました。


大学2年生の時、自分の人生の中で一番大きな壁に当たりました。その際に精神的にも追いやられ、自分の中で限界を感じていました。

そんな時、そばに寄り添ってくれたのは仲間でした。私が落ち込んでいる時、私の部屋に突撃をし、ギターを弾いて笑わせてくれました。

また、ある仲間は高級なアイスクリームを買ってくれました。仲間と共に過ごした空間はすべて忘れられるほど楽しく、幸せでした。

仲間のおかげで大きな壁を乗り越えることができ、一歩前進することができました。

どんな時でもそばにいてくれる最高の仲間は私にとってかけがえのない存在であり、常に笑っていてほしい存在です。


そんな仲間と共に挑む初めての新人戦インカレ。正直、不安でいっぱいでした。しかし、練習後、楽しそうに話しかけてくる仲間を見て、不安は全てかき消され自信へと変えてくれました。楽しそうに笑う仲間、ベンチで応援してくれる仲間、私を見て笑う後輩、私をいじる先輩、すべてが私の活力であり、元気・パワーの源です。


北信越予選を無事突破し、残すはインカレ。元気いっぱいな下級生が多く、コート上を駆け巡るプレーやハードディフェンスが私たち北陸大学女子バスケットボール部の持ち味です。インカレを経験したことがない選手が大半ですが、持ち前の元気さで緊張を吹き飛ばし思い切りプレーします。予選突破を目指し、チーム一丸となりコートの中を駆け巡るので、北陸大学の応援をぜひよろしくお願いいたします!


北陸大学の初戦は

7月4日(月) 10時00分〜 @大田区総合体育館Aコート

vs聖カタリナ大学


最高の仲間と挑む、彼女たちの戦いに注目したい。

Writer
北澤 陽奈子(キタザワ ヒナコ)

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