2022.11.28

中京大学 小澤選手 ~バスケットボール人生の分岐点~

来たる12月3日(土)より、国立代々木競技場第二体育館他にて

第74回全日本大学バスケットボール選手権大会が開幕します。


74回にもなる今大会、

東海地区の男子優勝校にコラムを執筆してもらいました。


 はじめまして、自己紹介させていただきます。中京大学、4 年の小澤幸平です。よろしくお願い致し ます。 本コラムでは、私の人生の大きな分岐点となった高校時代を振り返り、今大会の意気込みを執筆させ ていただきます。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

  私がバスケットを始めたきっかけは、小学校で仲の良かったサッカー部の友人に中学でバスケ部に入 らないかと誘われたことでした。私の所属していた中学のバスケ部はいわゆる弱小チームで、3 年間で 一番良い成績でも市大会で3位というものでした。しかし、当時の私は中学3年生で身 長が191cmと、非常に恵まれた体格をしていたため、中部大学第一高校の常田監督にお声がけいただき、同校に進学することができました。

 中学を卒業してすぐ、高校の練習が始まりました。周りの選手はほとんどがミニバスからバスケットを始めて、中学時代にも部活動やクラブチームで活躍している選手ばかりでした。対して、私は中学ではレクリエーション程度でしかバスケットをしていなかったので、当然中部第一の練習について行けるはずもなく、練習前のアップで足をつっていたことをよく覚えています。正直、練習に参加して数日で部活をやめたいと考えていました。しかし、入部したからには頑張ろうと思い、当時の私はメンバーに入ることを目標にしました。普通に練習をしていても絶対に周りとのレベルの差を埋めることができないと思ったので、精一杯練習に取り組むことの他にも、主に2つのことを心がけていました。1つ目 は、チャレンジし続けるということです。できることだけをやっていてもうまくならないと思ったので、チャレンジして成功したのであれば、自信にしてさらなるチャレンジにつなげ、失敗したのであれば、なぜ失敗したのかを分析して改善するようにしていました。2つ目は、上手い選手のプレーと自分のプレーを比較して、自分に足りていない部分は真似をするということです。これらを 1 年間続けた結果、2 年生ではスタメンに選んでいただき、3 年生ではU-18 のメンバーに選出され、日韓中ジュニア交流競技会を経験させていただきました。振り返ると、辛いことの方が多かったように感じますが、バス ケットのスキルだけではなく、人として大きく成長できた 3 年間でした。ここでの経験は現在もなお活きていますし、社会人になっても活かせると思っています。 

 中京大学には、高いレベルでバスケットができる環境があり、体育の教員免許を取得できるため進学を決めました。入学して感じたことは、プレー中に考える量が高校の時よりも遥かに多いということです。高校でも考えながらプレーをしていましたが、しばらくは難しさを感じていた記憶があります。オフェンスでもディフェンスでも動くタイミングや位置が細かく決まっていて、その一つひとつにねらいがあり、慣れるのに時間がかかりました。そのため、1 年生の頃はほとんど試合に絡むことができず、2年生になってからやっと少しずつプレータイムをもらえるようになりました。 入学当初は 14人いた同期も現在では 5 人になり、メンバーに入っている4年生は私だけになってし まい寂しい気持ちもありますが、優秀な後輩やスタッフに支えられ、自由にプレーをさせてもらってい ます。

  インカレでは、応援してくださる方々や毎日バスケットボールができる環境への感謝を忘れずに、自分たちのベストを尽くし、一戦一戦中京大学らしいバスケットをして、インカレの台風の目になれるように戦っていきたいです。 応援の程、よろしくお願い致します。


中京大学の初戦は

12月7日(水) 11時00分〜 @大田区総合体育館Aコート


緻密に構成されたハイレベルなシステムバスケットに注目したい。


Writer
JUBF 広報部( )

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