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愛知学泉大学 平野選手～4年間の集大成・リーダーとしての覚悟～
愛知学泉大学キャプテンの平野実月です。
よろしくお願い致します。
本ブログ執筆にあたり、コロナウイルスの影響により、多くのバスケットボールファンが会場まで足を運べない中で、少しでもこのブログで愛知学泉大学や私のことを知っていただければ幸いです。
また、今後、大学やその先でもバスケットボールを続けようと考えている中高生の参考になれば嬉しいです。
少し長い文章ですが、ぜひ最後まで読んでいただきたいです。
写真提供者：東海学連
現に関東１部の大学はとてもレベルが高くなっていて毎年のようにインカレでも関東大会で上位に残ったチームは必ずインカレでも上位にいてインカレは関東のものってなっていると感じ、そんな中で愛知学泉大だけは関東の上位チームにも負けじと戦っていて、いつか関東の大学を倒してインカレは関東のものだけではないと思わせたいと思い学泉を選びました。
そして何よりもこれまでに沢山の選手に指導をしてきた木村監督が、私が入部する年から愛知学泉大の監督として戻って来ると聞いて木村監督のもとで私も教わりたいと思いました。
もともと木村監督は、愛知学泉大がインカレを連覇する時代の監督をされていて、バスケットの指導だけでなく、人間性や精神面など一人ひとりにあった指導で私達に教えてくれます。だから私は木村監督の元で、バスケットを学びたいと思い入部しました。
入部前のイメージは、先輩後輩の上下関係や練習がすごく厳しいと思って入りましたが、入部してみると実際は、上下関係は先輩後輩問わず、なんでも言い合える関係でイメージとは全く違いました。しかし、練習はとても緊張感があり想像していた以上に、何倍もきつく、初めは着いていくことに必死なくらいでした。
上級生になり、私はキャプテンとしてもガードとしても常にみんなの先頭に立って引っ張っていかなければならない立場となり、引っ張っていくことはそう簡単なことではなく、選手との信頼関係を築いていくには、コミュニケーションをとることが必要でした。
しかし、私は昔から人と話すことがあまり得意ではなかったので、一人ひとりと向き合い、その人に合った会話をしていくのがとても難しかったです。向き合わないと信頼関係も築けないし、思っていることが伝えられないと蟠りができてしまいプレーにも練習の雰囲気にも、影響が出てきてしまいチームがいい方向に向くことがないと感じることが多く、自分の殻を破り人と向き合っていくことに本当に苦労しました。私自身それでもキャプテンに選ばれたのは、ポイントカードという存在でもあり1年生から試合に使ってもらっているから主将に選ばれたのだと思っていましたが、実際そうではなく木村監督から、「平野はリーダーになれる良い素質を持っている、その良いものが発揮出来た時、チームは良い方向に向いていく｣と言われその時、初めて私がキャプテンになる理由が分かりその気持ちに応えたいと強く思いキャプテンとしての覚悟をしました。
私自身、もともと両足首が悪く、思うように練習ができないこともありました。自分に限られた時間で自分に必要なことを見つけて取り組んでいましたが、それでも悪化し怪我をしてしまうことがあり自分にイライラすることも多く、何度も挫折を経験してきました。チームの練習には入れずチームを離れてしまうことがどれほど辛いことかを身に染みて感じました。そのときはとても辛かったです。
しかしチームを離れてそこから学んだこともあり、リーダーとして先頭に立つことで、自分だけがやらなければならないと感じていたけれど、 一人の力だけでは絶対にチームは強くならないということを痛感し、常にチームみんなが寄り添えるような関係を作ることがリーダーの役目ということを学びました。
楽しいときもあるけれど、ずっと仲間と一緒にいる分、みんなそれぞれ何かしらの我慢をし、犠牲にしてでも頑張ってきました。
毎日、きつく辛い日々を乗り越えてきたからこそ、その日々を無駄にはしたくないという気持ちがあるから絶対勝ちたいという気持ちは強いです。 自分たちで考え行動し、試合に向けて準備をしていくことでチーム一人ひとりが主体性をもって試合に取り組む覚悟ができるようになり、それが私たちの強みでもあると思います。
沢山のことをみんなで乗り越えてきたからこそ、インカレは楽しんで一戦一戦勝ち上がるごとに、チームが強くなっていけるようなそんなインカレにして行きたいと思っています！
写真提供者：東海学連
