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【李相佰盃強化合宿レポート】女子直前強化合宿
5月14日(水)、第48回李相佰盃 日・韓大学代表バスケットボール競技大会に向けて、女子選抜チームが直前合宿を実施した。この日が全選手そろっての初顔合わせとなり、主にオフェンス面の確認を中心に練習が行われた。
初の合同練習ということもあり、選手たちは積極的に声を掛け合いながらコミュニケーションを図り、自主的にチームの雰囲気を盛り上げる姿勢が随所に見られた。
守屋志保チームリーダー(江戸川大学)は、「これからの日本の女子バスケに求められるフィジカル、スキル、練習の強度、そして選考の場で自分を表現することの大切さ」を選手たちに呼びかけた。
林五十美HC(山梨学院大学)も、「今回は韓国開催であり、相手にとってはホームゲーム。その環境を想定した練習を積んでいこう」と意識づけを行った。
最上級生としてチームをけん引する佐坂光咲選手(SG/175cm/白鷗大学)は、「サイズでは劣るかもしれないが、スピードを活かしたバスケットと、ディフェンスのハードワークを徹底すれば、ユニバ組の不在もカバーできる。韓国に勝てる自信はある」と力強く語る。
2年連続で選抜入りを果たした菊地実蘭選手(F/175cm/早稲田大学)は、「昨年は初めての国際試合で緊張もあったが、この大会を通じて自信につながった。今年は上級生としての責任感を持ち、自分が得点を取る、ディフェンスでも軸になるという強い気持ちで挑みたい」と、さらなる飛躍を語った。
島袋椛選手(PF/175cm/大阪人間科学大学)は、「大学に入り、自分のプレースタイルが明確になってきた中で、どれだけ通用するか試したい。関西勢として関東の選手たちとプレーすることは刺激が多く、自分を高めるチャンスだと感じている」と語った。さらに、「自分の強みはスキルではなく、リバウンドへの飛び込みやPFとして走ること、動き続けること。限られたプレータイムの中でも、自分の持ち味を発揮したい」と意気込みを見せた。
本大会は5月16日(金)より韓国で開催される。選手たちは短期間での準備の中でも、それぞれの役割を全うし、日韓戦に向けて実戦力を高めていく。