一般財団法人
全日本大学バスケットボール連盟

第76回全日本大学バスケットボール選手権大会、関東地区7位専修大学対関東地区5位日本体育大学の一戦。序盤から日本体育大が得点を重ねて主導権を握る。専修大は得点が伸び悩み、ビハインドを背負う形となるが、中盤からアウトサイドシュートが復調。日本体育大は専修大に攻め込まれるも、要所で得点を積み重ねて有利な形で試合を折り返す。後半開始早々専修大が仕掛ける。ディフェンスから流れを作り、インサイドで得点を重ねてビハインドを縮める。だが、日本体育大は中盤以降に感覚を取り戻して縮まった差を広げていく。その後も堅守から得たシュートチャンスを確実にものにして時計を進める。堅実な試合運びを見せた日本体育大が43-69で勝利し、ベスト8に駒を進めた。

第1クォーター、#8宮城の3Pシュートで先制した日本体育大がセカンドチャンスをモノにしてリードを得る。専修大はシュートがリングに嫌われて得点が伸びない。終盤にかけて反撃を受けたが、ピックや速攻を中心に堅実に得点した日本体育大が7-20とリードして第1クォーター終了。

第2クォーター、#13伊藤のタフ3Pシュートで専修大が差を詰めるも、#19ロリアンの複数得点で再び日本体育大が引き離す。専修大は#30志村が3Pシュートを決めると、日本体育大の得点を受けつつも、ゾーンディフェンスからさらに3Pシュートを決め、徐々にリズムを作る。日本体育大は押し込まれる時間にも、#52大野が確実に4点を決めてリードを保つ。24-41と、結果的に日本体育大がリードを広げ、後半へ。

第3クォーター、専修大がディフェンスを固め、#57林・#23瀬川の両インサイドの連続得点で日本体育大に迫る。日本体育大は#55矢野のバスケットカウントから専修大の流れを断ち切る。負けじと専修大も#23瀬川のシュートで応戦する。38-55、点差は変わらず日本体育大リードで最終クォーターへ。

第4クォーター、専修大が逆転を狙って猛攻を仕掛けるも、日本体育大が強固なディフェンスで追随を許さない。専修大はなんとかフリースローなどで5点を取るが、フィールドゴールが遠く、逆に差を広げられてしまう。日本体育大は30点近いリードを得ながらも、なおも攻守にわたって集中を切らさず、タイムアップの笛を迎える。43-69で日本体育大が勝利。