2020.11.27

松山大学 谷岡選手 〜郷土愛媛のために〜

誠に僭越ではありますが、自己紹介させていただきます。

松山大学経済学部3年女子バスケットボール部主将、谷岡安純です。よろしくお願い致します。




私は、姉の影響で小学校3年生からバスケットボールを始め、愛媛県中予選抜、中学校は、愛媛県選抜選手として都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会、そして高校では、聖カタリナ学園高校でインターハイ、国体、ウインターカップを経験しました。

高校2年生の岩手国体に出場した際、宿泊先のホテルに私個人宛に1通の電報が届きました。その電報には、「国体出場おめでとう!郷土愛媛の為に頑張って下さい。地域のみんなで応援しています。」と、私の住んでいる地域の公民館長さんと体育協会の会長さんからのメッセージでした。

地域の方からの温かい心遣いに感謝し、この電報が大きな、きっかけになり、松山で生まれ育ち、小中高でバスケットを通じてお世話になった方々に、地元でバスケットをして恩返しがしたい!と思うようになりました。

大学も松山で四国チャンピオンになって全国を目指そうという新たなステージでの自分の目標が決まると必ず達成するんだという強い気持ちを持って指定校推薦をいただき、松山大学に進学しました。




入学した当初の松山大学女子バスケットボール部は、4回生3人、3回生5人、2回生1人、1回生3人でメンバーは、12人、プレイヤーは10人でした。強豪高校だった聖カタリナ学園高校では、平日は、朝練から始まり1日4時間、土日は、8時間の練習を365日、ほぼ休みなしで3年間取り組んできました。大学での練習は、週に5日、平日も休みの土曜日でも同じ2時間と短く、高校時代に当たり前だった練習後の自主練習もラストの年の4回生と自分のみが行い、練習や自主練習に取り組む姿勢もメンバーの中で温度差がありました。高校時代の練習量とのギャップに初めは、練習の物足りなさや、バスケットに対する考え方やモチベーションの違いに困惑し、精神面でのやるせなさや、憤りを感じることになりました。

大学での最初の公式戦となる四国新人大会で、4回生3人、3回生1人と一緒にスタメンで試合に出場することになった時、練習中に3歳、2歳年上の先輩方に遠慮して自分の考えをなかなか伝えることができなくて思うようなプレイもできず悩んでいました。そんな時、キャプテンの先輩から「試合に出たい3回生と2回生の気持ちも背負って頑張って!」と声を掛けられました。私は、入学して新しい環境と慣れない大学生活で当初の目標を忘れてしまっていたことに気づきました。

まずは今、与えられた環境の中で自分ができることを一生懸命しよう!と先輩方に自分の意見を遠慮せず伝えることで四国新人大会で優勝することができました。同じ年のインカレ予選でも松山大学女子バスケットボール部では、初の優勝で四国チャンピオンになりインカレに出場することができました。

スポーツ, サッカー, 屋内, スポーツゲーム が含まれている画像  自動的に生成された説明

写真提供:松山大学スタッフ

現在、コロナウイルスで大変な年にキャプテンとなり、メンバー8人、プレイヤー7人と人数は、少ないですが、自身の経験も踏まえて学年関係なく意見を言い合うことのできる仲の良いチームです。キャプテンとして私が大事にしていることは、どんな時も笑顔を忘れないことです。活動自粛期間を経て何度も大学への申請に足を運び、部活動も制限された中、今年唯一のインカレ予選を開催していただき、優勝することができました。


松山大学への進学を決めた時の目標を叶えることができたのも、部員に寄り添ってくれる温かい宮本監督、友達のように相談に乗ってくれる広報の浜田さん、いつも元気をくれるメンバー、練習に来て下さるOBの先輩方、人数が少ない為、一緒に練習してくれる男バスの皆、そしてどんな時も見守り応援してくれる家族のおかげだと感謝の気持ちでいっぱいです。


大好きなバスケットボールを大好きな地元松山でプレーすることができる幸せと、支えて下さる全ての方々への感謝の気持ちを忘れず、四国代表として全チームの想いを胸に精一杯頑張ります。

人, スポーツゲーム, スポーツ, 屋内 が含まれている画像  自動的に生成された説明


Writer
前田 琉我(マエダ リュウガ)

おすすめのコラム・動画