コラム・動画
大阪人間科学大学 北川選手 ~変革の年~
来たる12月3日(土)より、国立代々木競技場第二体育館他にて
第74回全日本大学バスケットボール選手権大会が開幕します。
74回にも及ぶ歴史ある今大会、
関西地区の女子優勝校にコラムを執筆してもらいました。
初めまして、大阪人間科学大学女子バスケットボール部キャプテンの北川聖です。よろしくお願いします。はじめに本ブログを執筆させて頂き有難うございます。キャプテンとして過ごしてきた1年間を振り返り、書かせていただきます。最後まで読んでいただけると幸いです。
新チーム最初のミーティングで前監督がチームを離れることが決まり、キャプテンが決まらない。自分が想像していたものとは全く違う1年の始まりでした。
最初は監督不在の中、10人前後の少ないメンバーでメニューを考えながら練習をしていました。そんな中、いつも隣で練習している大阪薫英女学院高等学校で監督をしている安藤先生がコーチとして指導してくださることになりました。そして自分がキャプテンをやらせてもらうことになり、チームがスタートしました。安藤先生には高校の時に指導をしてもらっていたので3年振りに安藤先生の指導を受け懐かしさと共に、3年前に先生と達成できなかった日本一になるということに新しい仲間と、もう一度チャレンジできるという楽しみと責任を強く感じました。
チームの目標は“日本一”
私が入学してから人科はインカレでベスト16以上の成績を残せていませんでした。自分たちに何が足りていないのか、何を変えていかないといけないのかを
一から見直し、全員が日本一という目標を目指す覚悟を持って生活をしようと話し合いました。安藤先生にもバスケットは習慣のスポーツだから普段の生活から自分で考え判断し、行動することが大切だということをはじめバスケット以外のこともたくさん指導して頂きました。
でもバスケットのスタイルや練習内容が変わり覚えることが沢山あってうまくいかないことが多く、何度も失敗しました。試合に勝つということはそんな簡単なことではなく初めての公式戦の全関西では2位。今年初めての負けを経験し、少しやれるんじゃないかと思っていた自信が無くなり本当に悔しい思いをしました。それからの練習は高校生と一緒に練習をさせてもらって、カテゴリーは違うけど同じ日本一を目指すチームとして自分たちだけでは感じることのできない刺激を沢山もらいました。
全員が戦力として戦うために練習中に厳しく言い合い合って、本気でやるからこそたくさんぶつかり合ったし、先生にもたくさん怒られました。
そんな時でも自分はキャプテンとしてチームをまとめたり引っ張ったりすることもあまりできていませんでした。でも同期はダメなところを面と向かって言ってくれたり、自分が苦手なことをそれぞれの得意分野で助けてくれて、マイナスになりそうなチームを支えてきてくれました。改めて同期の4人には感謝の気持ちでいっぱいです。
このチームの良さは一人一人に意志があり行動でき、全員が寮で生活しているからこそ沢山コミュニケーションが取れ、学年関係なく仲が良く常に明るいところです。毎日の練習、ミーティング、寮生活、全てが最後になって寂しさもあるのですがそれ以上にこのチームで戦える試合が楽しみです。
最後になりますが、大会を開催するにあたって関わって下さっている関係者の方々、応援して下さっている方々への感謝の気持ちを忘れず大好きな仲間と一試合でも多く試合をし、日本一になるために全力で戦います。
大阪人間科学大学の初戦は
12月8日(木) 11時00分〜 @駒沢オリンピック総合運動場室内球技場Aコート
生まれ変わり、進化したチームバスケットに注目したい。