一般財団法人
全日本大学バスケットボール連盟

来たる12月6日(月)より、国立代々木競技場第二体育館他にて

第73回全日本大学バスケットボール選手権大会が開幕します。

2年ぶりの有観客開催となる今大会、

各地区の注目校にコラムを執筆してもらいました。

松山大学バスケットボール部主将森下遥奈です。よろしくお願いします。

私は、バスケットボールは高校までにしようと決めていました。なぜなら、高校で自分の力不足を実感したからです。高校入学当初は、負けたくない、レギュラーを取りたいという思いで、がむしゃらに練習をしていました。しかし、時間が経つにつれ、失敗することを恐れるようになり、自分らしいプレーができなくなりました。そして楽しかったはずのバスケットボールがいつしか私にとって重荷となっていました。このようなこともあり、バスケットボールから離れ、大学では勉強中心に頑張ろうと思っていました。

しかしある時松山大学に進学をしていた高校の先輩から一緒にプレーしよう！インカレを目指そう！と声をかけていただきました。また中学校の県選抜で一緒にプレーをしていた仲間からももう一度一緒のチームでバスケをしようと言われ、大学でもバスケを続けたいという気持ちが芽生えました。

このような思いで入学した松山大学では、一回生の頃から試合に出させていただきました。試合に出ることの責任感や、プレッシャーも多くありましたが、それ以上にバスケットボールの楽しさを改めて実感することができました。

小学校1年生から続けてきたバスケットボール。コーチや先輩の指導に目を輝かせて、成長することが嬉しく、大好きが溢れていた頃、チームの主力として仲間を引っ張り責任を持つということを感じた中学時代。自分の弱さや悔しさを知り、それでも最後まで続けたことが自信になった高校時代。私はこの全ての経験をもとに、大学でバスケの集大成にしたいと思います。

私がこうして試合に出られる中には、いつも暖かく見守ってくださる監督やスケジュール管理をしてくださるマネージャー、サポートしてくれる後輩たちがいます。私はこの方々への感謝の気持ちも忘れず、多くの人の思いを背負ってプレーしたいと思います。また大好きな先輩方とプレーできるのもこれで最後になります。最後まで諦めず、楽しんで自分たちらしいプレーができるように頑張ります。

松山大学の初戦は

12月6日(月) 15時30分〜　＠大田区総合体育館Bコート

vs筑波大学

思いを背負い、松山大学のカラーでインカレを楽しむ彼女たちの戦いに注目したい。