2025.04.19

【李相佰盃強化合宿レポート#8】男子第2次強化合宿2日目

4月19日(土)、第48回李相佰盃 日・韓大学代表バスケットボール競技大会に向けた男子日本代表チームの第2次強化合宿は2日目を迎えた。


この日は午前・午後の2部練習が行われ、1日を通してディフェンスにフォーカスしたトレーニングが展開された。午前は基礎的な確認を中心に、午後はより実践的な内容へと移行し、チーム全体で強度の高いディフェンス構築に取り組んだ。




轟琉維選手(PG/169cm/東海大学)は、自身の強みについて「自分の特徴としてはやっぱりスピードがあるところ。トランジションの場面でスピードのあるプレーが求められていると思うので、そこを自分の武器としてやっていきたい」と語る。また、「第一次合宿の終わりに、まだ(佐藤)涼成さんや塚本(智裕)さんに遠慮しているように見えると言われたので、今回は自分の強みであるディフェンスを、初日からタフに意識してできたかなと思います」と、前回合宿からの意識の変化を口にした。



インサイドでの起用が期待される境アリーム選手(C/198cm/白鷗大学)は、「スクリーンの後のリアクションをDFを見ながら遂行することや、ダイブのスピードが重要であることを学びました」と語り、この合宿での収穫を振り返る。また、「このチームではセンターでの起用になると思う。韓国の選手はサイズがあるので、そこに負けないようにボックスアウトやリバウンドを徹底して、ポストプレーでは1on1でしっかり攻め切ることが求められている」と、役割への意識を高めていた。



今合宿から新たに招集された渡邉伶音選手(PF/206cm/東海大学)は、各年代別代表での経験を活かしながら、「代表の場でコーチから指摘を受けたことは、すべて一度でできないといけないと思っている。二度同じことを言われないように、すべてを一回で吸収する意識で取り組んでいる」と語る。さらに、「今このチームで求められているのは4番・5番としてインサイドで身体を張るプレー。そこで存在感を出して、チームに良い影響を与えたい」と、このチームでの貢献を誓った。




高いインテンシティの中で2日目の合宿を終えた男子日本代表。日韓戦を見据えた強化は着実に進んでいる。

Writer
佐藤 望月(サトウ ミヅキ)

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