コラム・動画

2025.04.20
【李相佰盃強化合宿レポート#9】男子第2次強化合宿最終日
4月20日、第48回李相佰盃 日・韓大学代表バスケットボール競技大会に向けた第2次強化合宿のはいよいよ最終日を迎えた。午前の練習では解像度の高いディフェンス練習を行なった後、午後からは白鷗大とのゲームを通して最終的な選考が進められた。
午前の練習の振り返りでは、「コミュニケーションミスをなくすこと」について、一瞬の判断の遅れや連携のずれによる失点を失くすため、選手間の意思疎通を図ることの重要性を強調。その緻密な指導は、チーム全体の守備力を着実に向上させていった。
網野友雄HC(白鷗大学)は、今回の第2次合宿を以下のように振り返る。
「『1次合宿の最後に遠慮せずに自分の色を出せる選手になってほしい』という話をしたが、今合宿では
自分の色を出そうとしている気持ちは各選手強かったと感じている。」
「この合宿に参加している一人ひとりが代表に選ばれたいという強い気持ちを持って参加しているのを感じている。そのような気持ちがチームの結束力であったり、速く要求に応えようとする姿勢にも現れている。」と語った。
今日のゲームから得られた課題については球際の強さ、リバウンドの数を挙げ、「メンタルもフィジカルも強い韓国のタフネスを想定するとまだまだ改善の余地がある」と述べた。
コミュニケーションを重視し、ディフェンスの細部にまでこだわり、そして選手たちの成長をしっかりと見据える。網野HCの指導の下、チームは着実に進化を遂げている。
コートを駆ける選手たちの姿には、コーチ陣の情熱と、それに応えようとする強い意志が現れていた。今後の彼らの活躍から、ますます目が離せない。
Writer
天野 梨夏(アマノ リナ)